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嬉しい涙であふれるように

 

TravisJapanが、デビューする。しかも全世界。そして配信というジャニーズグループにとっては新しい形で。誰がこんなこと予想したんだろう。思い返してみれば、TravisJapanはいつも予想の遥か斜めをいくグループだった。きっとこれからもそうなんだろうな、ずっと。

 

 

なんとなく、"ジャニーズJr."という肩書きがついていた、今までの思い出に浸りたいなと思ってこのブログを書いてる。ただの思い出話が多くなってしまうけど、今日ぐらいは許してほしい。

 

 

約3年半前、いろいろあって他のいろんなグループを見漁っていた中で出会ったTravisJapan。初めてしっかりと彼らを見たのはジャニーズJr.チャンネル、Lock Lockの倍速ダンス動画だった。長年"ダンスが嫌い"だと思いっきり公言していた人が担当だったのもあり、とにかく衝撃だった。あのスピードでターンしても誰一人してブレない、少しフォーメーションがズレて後ろのメンバーに被っただけで「間違えた」と言う。そして何より、ダンスというものに対して尋常ではないこだわりとプライドを持ち、1ミリも妥協を許さないその姿勢が素人目ながらすごいと思った。それ以来、この子たち気になるなというグループのひとつになった。まだこの段階ではTravisJapanのカイト事情はもちろん把握できていない。

 

 

元太くんが東京・日本橋から静岡・沼津まで3日間で走った。それを見たとき、わたしはとんでもない子に出会ってしまったかもしれないと思った。

 

「何か辛いことがあってもちっぽけじゃね?って思えたら良い」

 

この子は今後どんな経験をしてどんな人生歩んでいくんだろう。そしてなにより企画を成し遂げた元太くんの笑顔がとても眩しかった。確実に沼に片足を突っ込みかけていたけど、Jr.というものに恐ろしく抵抗と偏見があったのでそこではこの子を推したい!と決断するに至らなかった。なにより、この先どうなるかわからないJr.という立場の子を推しにする勇気がなかったと言った方が正しかったのかもしれない。

 

 

運命が変わったのが8月8日。わたしは配信を見ていただけだったけど、公演後、びっくりするぐらいにわたしの頭の中はTravisJapanで埋め尽くされていた。この子が、この子たちが夢を叶える瞬間に立ち会いたい、その一心でトラジャ担/松田元太担と名乗ることを決めた。ほぼ初めてのJr.担だった。

 

 

そこからいろんなことがあった。初めてTravisJapanを生で見たのがオースティン・マホーンのライブだった。オースティンのライブでジャニーズの推しを見るってそんなことある?と思うけど、トラジャならあるんです。これは何回も言ってるけど、この現場ではTravisJapanのフォーメーションの美しさに度肝を抜かれた。ラインが綺麗すぎて元太くんの顔が見えなかった(とても褒めてる)

 

2019年の虎者は観られなかったけど、ステフォなるものをジャニオタ人生で初めて買った。某大賞にも初めて参加した。

 

偶然友達に誘われて入っていたJUMPのライブのバックにTravisJapanがいた。これがJr.担というものか…!と思いながらその会場にいた誰よりも全力でLock Lockしたと思う。元太くんがジャニーズに入所するきっかけ、山田涼介さんの後ろで踊る姿を見てちょっと泣きそうになった。

 

…とまあ、思い出話は尽きないしこのテンポで書いてたら途方も無くなってしまうのでサラッとね。サラッと。

 

Mステに初めて単独で出演した。幻となってしまったけど、オリンピック関連のお仕事がきた。お寿司のCMをやった。表紙のananが重版になった。6時間でひとつのパフォーマンスを0から創り上げるというとんでもない特番が放送された。7人が配信でソロコンをした。コスプレして週刊コミック誌の表紙を務めた。オールナイトニッポンに出演した。全国ツアーをした。+81 DANCE STUDIOが開設された。2本目のMV、BIG BANG BOYが公開された。YTFFに出演した。渡米が発表された。YouTubeでのコラボがCMに繋がって、全国各地に大きな広告が掲載された。AGTに出た。WOD TEAM divisionで世界9位になった。そして2022年9月29日、デビューが発表された。

 

他にもドラマや映画の演技仕事、クイズ番組、レギュラー番組、音楽番組、バラエティ番組、毎月出てた雑誌、表紙を務めた雑誌、ライブに舞台…細かく書ききれないほどの思い出が山ほどある。

 

元太くんの夢が叶う瞬間にもたくさん立ち会えた。憧れの先輩・山田くんの後ろで踊る元太くん。憧れの人・kemioくんと雑誌の表紙を務め、YouTubeで共演した元太くん。映画の主演を務める元太くん。山田くんとCMで共演した元太くん。ひとつひとつ夢を叶えていく元太くんがかっこよくて眩しかった。そんな中でも元太くんはいつも元気で、明るくて、頑張り屋さんで、人のことが大好きで、お茶目で、純粋で、かわいかった。常に周りの人への感謝を口にしていた。

 

 

そして意外と涙もろい元太くん。8.8のときは悔し涙を流していた。げんパラのときもデジわを眺めながら泣きそうな顔をしていたのを覚えてる。2021年の虎者千穐楽では宮近くんの涙につられて泣いていたらしい。WODのときもきっと泣いてた。ISLAND TVに泣くのを堪えるかのようにぎゅっと口を硬く結ぶうるうるした目の元太くんがいた。そして9月19日。メジャーデビュー決定の知らせを受けた元太くんは号泣していたらしい。わたしが元太担になると決意したあの日の元太くんの悔し涙が、心の底からの嬉し涙に変わった。本当に嬉しかった。

 

 

これは今だから言える話。トラウマみたいなもので、わたしが神経質になりすぎてその言葉が他より随分誇張して見えてただけなんだけど、前自担が"海外で音楽を学びたい"と退所したのもあって、元太くんがいろんなところで「いつか海外に住んでみたい、カルチャーを感じたい」って話すたびにあなたまでいなくなってしまったらどうしようって不安になってた。その"いつか"を今のうちから覚悟した方がいいのかもしれないって。だから7人での渡米は、そりゃ前例がないことなので自分の中に落とし所を見つけるのには時間は掛かってしまったけど、7人一緒なら、それならなんだっていいよねとすら思った。

でも、8.8の後に更新されたげんまるでは、最後に書いた名前の前に"TravisJapan"ときっと意図的に添えていた。きみあおの舞台挨拶では「TravisJapanとして」と何回も何回も言っていた。3月3日の渡米発表後に更新されたブログでは"TravisJapanの松田元太として生き続ける"と語っていた。デビュー発表時には元太くんの耳にはピアスがついていて、インスタライブで「TravisJapanでやってくぜって」とピアスを開けた理由を語っていた。TravisJapanに加入した時から、とっくに覚悟なんて決まってたのに。好きでいろいろ知ったような気でいても、たったひとつの言葉に全て遮られて、結局はあなたのこと何も知らなかったんだなと思った。きっとこれからはそのピアスを見るたびに、元太くんの覚悟を、元太くんのTravisJapanに対する強い想いを感じるんだろうな。だからこれからも元太くんのこと、変わらずに知っていけることも嬉しい。メンバーそれぞれとの関係が、時が経つにつれてどうやって変化していくのか。それを見ていられるのも嬉しい。嬉しいことだらけだね、やっぱり。

 

 

 

TravisJapanがAGTに出演してからOne Directionが昔出演していたdocomoのCMを何度も思い出すことがあった。

 

"たった3年で世界は変わる"

 

当時すごいな〜ってぼんやりと思った記憶がある。生まれ持った煌びやかな才能があって、ステージに立つチャンスを掴み取った強運の持ち主。自分が生きてる世界とはまるで違う。

 

わたしがトラジャ担になって3年と少し。

初めてこの子たちのためにわたしも頑張りたいと思った。こんなにも頑張ってるTravisJapanに誇れる自分でいたいとも思った。SNSを通していろんな人に出会って、直接会って、はじめましてとはとても思えないテンションで好きな人たちのことをひたすら話す。TravisJapanを好きになってなかったら、きっとこんな経験しなかったと思う。出会えなかった人もたくさんいる。TravisJapanに出会って文字通り世界が変わった。そして、自担がグループを脱退してまだドン底にいたタイミングで出会ったTravisJapanに、ジャニオタとしての人生もわたしは救われた。どこか遠い国の、知りもしない誰かの話ではなくて自分自身に起こった話。

 

だからね、わたしはTravisJapanに対してついつい重たくなってしまう。わたしの人生を救ってくれたあなたたちには絶対に笑顔で幸せでいてほしいと思う。永遠なんて言わないから、できるだけ長く7人で。

 

 

好きになってから今日まで、楽しかったことも辛かったことも悲しかったことも嬉しかったこともたくさんあった。でも思い返すのはやっぱり楽しかったり嬉しかったり幸せだった瞬間ばかりで。そんなたくさんの幸せをくれた、たくさんの素敵な景色を見せてくれたTravisJapanがデビューする。ついに"ジャニーズJr."という肩書きが取れる。長かったような短かったような。本人たちが頑張ってきた期間を想うと、わたしが7人を見てきたたった3年とちょっとで長かったとか言っちゃいけないよねとも思う。

 

 

宮近くん、うみちゃん、しめちゃん、如恵留くん、閑也くん、元太くん、松倉くん。TravisJapan、メジャーデビュー本当に本当におめでとう。……かっこつけたこと言いたいんだけど、結局こんな薄っぺらい言葉しか出てこない。でもこれ以上でも以下でもないよね。7人の夢がTravisJapanにある限り、これからも7人が一緒にいられる未来がある。それ以上に嬉しいことなんてない。

 

これからどんな曲がTravisJapanのもとにやってくるだろう。その楽曲で、TravisJapanはどんなパフォーマンスをするんだろう。どんな衣装を作ってもらえるんだろう。どんなライブをするんだろう。どんな道を歩んでいくんだろう。TravisJapanの旅はどんなものになっていくんだろう。…7人の未来に、あれやこれやと想いを馳せてみるけど、いつも想像の遥か斜め上をいくTravisJapanだから、きっとこの先も予想なんてまるでつかない、びっくりすることだらけなんだろうなって何となく思う。ワクワクしちゃうね、すごく。

 

 

「おじいちゃんになっても7人で一緒にいたい。夢ハリはステッキじゃなくて杖で、タップは入れ歯の音で」

 

なんて笑いながら話してた未来にまた一歩近付く日のこと、7人の夢が叶う日のこと、そして7人の新たな輝かしいスタートの日のこと、一生忘れない。

 

 

最後にもう一度言わせてね。

大好きなTravisJapanへ。

メジャーデビュー、おめでとう。